レオン(LEON)

 

1995年公開 133分
 
孤独に生きてきた殺し屋レオンと
殺された弟の復讐をしようと生きるマチルダの
凶暴な純愛物語、LEON。
 
イタリア系移民のレオンは、
ジャン・レノが演じています。
一方、あのナタリー・ポートマン
こんな若い頃から超イケてる女の子を
演じていたなんて知らなかった。
どうやら、これがデビュー作品みたいです。
 
19歳の頃、マフィアのボスであるトニーに
プロの殺し屋として生きていく道を教えられた
レオンが最初に殺害したのは
実は、元カノの父。
それがトラウマで、人を愛せなくなる
レオンの虚しさを上手く描いています。
同じアパートに住むマチルダが
父から暴力を受けているのを知って、
彼女の家族の所に
麻薬密売組織が入り込んできた時に
レオンが匿うシーンの
マチルダの表情が、凄い。
この子 持ってるなぁと
誰もが注目する演技力でした。
大人だけど気持ちは子どもの男と
まだまだ子どもなのに大人な魅力を持つ女(の子)も
綺麗な対比で、観ていて気持ちがいいです。
一緒に生活していく中で、
お互いのことを意識し始めていき
処女をレオンに捧げようと決めたのに
そのレオンの苦い過去を知り
優しく受け入れるマチルダの大人なこと…
 
一応、ジャンル的には
ドラマ、アクションだけど
私はラブの要素が大きいと感じた作品。
なので、カテゴリー3つに入れておきます。
エンドロールで流れる、


Sting の Shape of my Heart も
映画の雰囲気に合い過ぎてて秀逸。
結末は読めなくはないけど、でも
観ていて飽きさせない終わり方で
レオンがクールすぎます。
そして、切ない。
 
ヒトはなにかお互いに通じるものがあると
不思議なことに自然と惹かれ合います。
最終的には結ばれないけれど
こんな二人の深い関係が
きっと観ていて羨ましくなる、そんな一本。