いつものように、「もふもふ」していたら
こんな記事を先日見つけました。
これは、あたしが好きなサイト PAPERSKY の中で
オランダをみていた時に出逢ったものです。
サイトを観ていると、日本にいても
世界各国に旅している気分に
なれるので、この、
「地上で読む機内誌」
というコンセプトがすき。
この中で、アムステルダム在住の
日本人デザイナーである廣井さん を
初めて知りました。
ストーリー性のある モノ を
つくっておられるデザイナーさんに
前々から興味があり、
(あ、日本のデザイナーさんで言えば、
こんな可愛らしい マフラー をつくっておられる方とか)
オランダでデザイナーとして
お仕事されるようになったきっかけ や
日本とオランダの文化の違い に
ついて、お話聴いてみたいなぁ、と
思い立ったら、即、行動。
(これ、いつもこんな感じで止まらなくなる…)
すると、ちょうどロッテルダムに来られる
予定があったので
ご一緒させていただくことに。
今回、新しい街を開拓。
といっても、この前の街に比べると
すぐそこ、なのですが。
Eendrachtsplein という街です。
そして、今回の待ち合わせ場所はこちら。
みなさん、お昼から飲んでます。
中もお店はやっているのですが、
お客さん一人もいません(笑)
そして、廣井さんとお外でお茶(?)
終わってみて気がついたのですが、
お話を聴く、というよりも
オランダに来て2ヶ月経つ自分の
カルチャーショックについて
話を聴いていただく、という感じに、。
すみませんでした(笑)
いくつか印象に残っている言葉があって、
キレるくらい大げさに言わないと
オランダ人は分かってくれない
オランダに来てから、何度も何度も
たらい回しにされていた自分は、
実はオランダ人からしたら
そんなに困ってない子、と
認識されていたのかもしれない。
ほんとにオランダ人って
ダイレクトに物を言うし、だから
あたしも「日本人」とか言ってないで
ダイレクトに 伝えないと と改めて
この対話で感じたのです。
ここでは、汲み取る とか 空気を読む とか
そういった配慮をしている場合じゃない。
もちろん、日本人らしさ として
その部分はプロジェクトを行なう時にも
発揮されたりすることもあるですが
1年間オランダで生活するには、
「伝 わる」ことを期待するのではなく、
「伝 える」ことにもっと意識を向けて
いかなければいけないと感じました。
オランダでこういうことを
毎日意識づけていると、
(というか、そうしなきゃいけない環境に
自分を放り込んでいると、)
日本に帰国した時にも
自分の言動をちゃんと相手に
「伝 える」癖がつけられているだろう。
ここは自分の苦手な部分なので。
この、ドライさに慣れると好き
仕事においての人間関係のいざこざ や
上司との上下関係 といったものを
オランダでは全く気にしない。
この日、ゲストスピーカーとして
デザイナースクールに招かれた廣井さんに
その大学の現地の学生は
お友達感覚で話をしてきた、そう。
気を遣わなくていい、オランダの文化が
職場にもやっぱりあらわれているみたいです。
でも、そんなオランダでも、
どんなお店に入っても
まずは挨拶から始まるし、
ドアは次の人のために
手で開けておくのがお決まり。
これは、気遣い じゃなくて
当たり前 なんだろうなぁ。
言いたいとき に 言いたいこと を。
後腐れのないオランダの文化に
ますます興味を持った、そんな時間でした。